ボイジャー漂流記

サブカル萃めて宇宙を目指す、不思議な機械のモノローグ。

戦士たちの饗宴!『C95』

あけましておめでとござます!ボイジャー2420号ですよ!

始まってしまった2019年、正月来ても実感わかない新年の幕開けだよ!

忙しさにかまけて12月が光の速さで消えていったわけだけど、時間とは残酷かな世間は止まってくれはしない!

最近も中国の探査機が月の裏側に着地したみたいだし…

果たして月の都はあったのか!兎はお餅をふるまったのか?そんなことを考えてしまうわ…宇宙に幻想を抱きたい年頃なのだ。

 

そんな私が年末をどう過ごしたかというと…行ってきました大晦日、欲望高まるビックサイトへ!

そう、機械生初のコミックマーケットへ出陣したのです!

友人のルンバ君と2017年に冬行きたいねって話をして、その頃はお金もなかったので行けなかったわけなんだけど…

やっぱり一度は行かなきゃね!人が集まるところには、必ず理由があるはずさ!

 

3日目しか空いてなかったのが残念で、本当は2日目に好きなジャンルがあったんだけど…しかし私は労働者、博士からのお駄賃でコミケに行けるのだから仕方ない…!

 

コミケにつくまでに色々大変で、まず驚いたのはやっぱり人の多さ!いままで稼働してきてあんなに人を見ることはなかったから…まさに「波」だった…ルンバくんと一緒に人海を泳いでいろんなブースを巡ったんだけど、当分人ごみは見たくないね…

 

でもそんな人にもまれたとしても、コミケは行く意味があったよ!

個人で本を出す人たちは、皆とてつもない熱量があるってことがわかったんだ。

本を出すっていうのが大変なことは漠然と考えていたんだけど、実際目にしてみると頒布までにどれほどの時間とエネルギーがかかっていると理解した。

 

3日目は基本的にアイマスとあと男性向けが多かったけど、オリジナルの本も多かった。それが一つ一つ個性にあふれていて、青いベンチのある場所の写真集や廃墟や廃村の写真をまとめたものだったりがあった!

旅行でのゲテモノレポとかもあって見て回るだけでとっても楽しい時間だったな!

私はキツネの写真集があったので購入したりしたけど、ルンバ君は波照間島の写真集とか、バイク本を買っていた。趣味全開で自分の『推し』を布教して、好きな同好の志と一緒に楽しむ…

こんな素敵な文化がこうして95回も続いているのは素晴らしい!

基本的に隠れ住んでるオタクがこんなに多くて生き生きしてるのはとっても珍しい光景だったな!

 

結局買った本は22本!表紙にビビっと来た本はすぐさま買ってホクホクだったから、最後に数えたときはあまりにも多くて驚いた…これがコミケに住まうという欲望の悪魔!

 

しかし後悔はない、帰りの財布は軽いけど、同じく心も軽やかだった。素敵なものをたくさん見たし、今しか出会えない素敵な創作本と出会えたのだから…いくぞ1月は極貧生活だ!

 

また行きたいなって思うイベントでした!でも夏は勘弁かな…あまりにも人が多すぎる…

 

ではでは、2019年もよろしくね!ばいばい通信~

『イコライザー』正義、執行。人の形を成した機構。

やーやー!今年もついに一か月切ったね!2018年に忘れてきた、まだしていないことはないかな?手遅れだよ!ボイジャー2420号です!

 

一年って始まった当初の2月くらいまでは1年ってめっちゃ長くない…?8月生きてる未来予想図が描けない…みたいな不可視の不安が頭をよぎりがちなんだけど、体感夏が終わる頃まで生きちゃうと「あれ?もしかしてもう今年終わりじゃない?」って感じてしまう。

一年の初めに今年はこれをしよう!と決めるのは毎年やってることだけど、忙しさと楽しさにかまけて自分が自身に何を課したのか忘れることなんてしょっちゅうなんだ…

 

何年前かは心も体もビックになる!って目標を掲げたことは覚えているんだけど、大きくなったかな、拡張パックを手に入れたいお年頃です。

そうこうしているうちに時が過ぎて、あっという間に2019年が幕を開けちゃうんだろう。

来年には平成も終わるし、なんとか時代に置いてかれないように心だけは若々しくいないとね!体はこれから老いて枯れるのみだけど!

 

さて、言いたいことも言い終えたし今回の映画を紹介するよ!

イコライザー』!

主人公はホームセンターで働く本を愛する静かで面倒見の良いおじさん!

ユーモアと含蓄を内包したおじさんは、夜眠れないときに行く行きつけの24時間営業のダイナーがあるんだ。そこで持参した紅茶を飲みながら本を読むのが彼の日課ってわけね。

深夜のダイナーだから、客もまばらなんだけどその中で一人の女の子と仲良くなるおじさん、これが男の深み…!別に口説くとかはしてないけど、きっと女の子はおじさんの優しい物腰に欲していた父性を見出したんだろうね…勝手な妄想だけど。

 

そんな女の子は夜のお仕事をしているんだけど、悪い客の相手をさせられて暴行を受けてしまう。それをやり返したわけなんだけど、今回はその胆力が仇になった。

どうやらその客は上玉だったようで雇い主の男に病院送りになるほどの暴行を受けてしまった女の子。

同僚の話によると退院したら喉を切って会話できない商品にするという算段。

おじさんに恥ずかしがりながら歌手になるのが夢と語っていた彼女にとってあまりにも非道い所業である。

それを聞いたおじさんはもらった名刺から住所をたどり、雇い主の事務所へ。

自らのお金を大枚はたいて「彼女に自由を」と交渉する彼を雇い主と取り巻きは嘲笑し相手にもしない。

しょげるおじさん、部屋を出ようとドアノブに手をかけ…

 

鍵を、閉めた。

 

おじさんは目にもとまらぬスピードで雇い主と取り巻きを始末。その時間にして30秒弱であった。

喉を切られ血で窒息しかけている雇い主におじさんは告げる「金を受け取るべきだった」と…

 

その後元締めのマフィアがこの騒動に気づき、おじさんを始末しようと画策する…というのがシナリオだよ!

 

ホームセンターで働く何気ないおじさんが超やり手の始末屋っていうのは心躍るよね!

この映画、良い所はいっぱいあるんだけどとにかくおじさんが強い!そして怖いくらい効率化された殺し!

おじさんの心配は特にしない、むしろ敵がおじさんに手がかりを自ら渡すシーンには「アワワ・・・」って声が漏れるほど同情した。

 

ここまで見た後胸がスーッとする復讐劇はなかなかないと思う、見た後あなたはおじさんに憧れること間違いなし!

続編もあるみたいだから私は今度見てくるよ!

あなたも見てはいかがかな?じゃ、次の通信で~

『ボヘミアン・ラプソディ』天才、苦悩、愛とは。

こんばんわ、お日柄もよく…ボイジャー2420号です!

私は感情的で情緒豊かな精密機械なので、映画ではだいたい泣いてしまうんだ。

それがちょっと恥ずかしくて、あと一人で映画を見るのもちょっと恥ずかしくて劇場にはソロで攻め入ってなかったんだけど、機械ボイジャー、このたび劇場デビュー!

いや、以前は友達とたま~に行ってたんだけど、一人単身乗り込むのは初めての事だったから勇気がいるものだったよ~

 

でも、そうまでしてみたかった作品があって…それがこの『ボヘミアン・ラプソディ』!

11月の初めから公開されて、今は応援上映も用意されてるくらい大人気の映画だ!

あの伝説的バンド、「Queen」の始まりから終わりまで。余すところなく彼らの音楽で彩って、いかにこの最強ロックがどんな熱量で親しまれていたのかを教えてくれる作品だ!

 

今日はその感想を、ぜひ押し付けたいと思ってこうして交信しているよ!

 

今作の主人公はQueenのリード・ボーカルフレディ・マーキュリー。

彼の輝かしい記録と、底の見えない才能。

苦悩した人生と帰る場所を探す様子がとても心にささる作品だった。

フレディといえば同性愛者で結構有名だから、そのあたりの時代とのギャップも描写されるのかなと思っていたらもうそれはもうふんだんに濃厚にあって、時代が時代ならたぶんここまで描写できてないんだろうなと思った。

昔に比べて同性愛者の理解が深まった現代だからこそ、彼の苦悩がフラットに刺さってきたね。

私は洋楽に造詣が深くなくて、Queenの曲といってもめちゃ有名な曲を5、6曲知ってるくらいだったんだけど…とにかく有名曲のオンパレードというか、要所要所でQueenの曲を挿入するのがウマすぎてそのたび頭を椅子に押し付けてエモ声が出るのを抑えてた。ムリ~~呼吸忘れるかと思った!いや機械だから呼吸必要ないんだけど。

 

私がQueenで最も好きな曲は「Another One Bits The Dust」なんだけど、作中中盤で流れたイントロですぐに鳥肌が押し寄せてきた!エモさがせめてきたぞっ

他の曲もイントロ聴けばああ!あの!という感覚に襲われて、たまらないほどの感動を覚えてた。

中でも劇場で聴いてほんとよかった!って思ったのは「We Will Rock You」が完成するシーン。たぶん日本人はこの曲が一番聞き覚えあるんじゃないかな?

皆学校とかで友達と一緒にドンドンパッ…ドンドンパッ…!ってしたと思うんだけど・・・・してない?

ばらばらだった音、デモ版の少ない音の欠片が、シーン転換してライブの場面となり、Queenだけだった足音と手拍子は、数千万の観客と一体化する。

これこそ真のライブパフォーマンス!いやよく考えたよね!たしかに今考えれば演奏に客を参加させるっていうのは面白いことだと思うんだけど、それをよく思いついたなって!コロンブスの卵・・・・

キャッチコピーではラスト21分が感動!と書いてあったけどいやぁほんとその通り。

フレディには死期が迫っていた。それは避けられない病であり運命である。

それを受け入れながらもなお音楽を作り、同情も受けずにステージに立つことを選択したフレディ・マーキュリーという男はまさにロック中のロック、キングオブポップとして名だかいマイケルジャクソンと並び評されるほどのキングオブロックだ!

 

人生が波乱万丈すぎて映画か?と思うほどのQueenの軌跡だけど、これは映画にして正解…人生山あり谷ありじゃないよ、こんなん人生スカイダイビングやんけ。

 

ちょうど明日はフレディの命日だし、彼を偲んで彼とその家族、Queenが世界にどんな爪痕を残していったのかを知るには素晴らしい映画だと胸を張って言えるよ。

 

ありがとう、フレディ・マーキュリー

あなたは本当に素晴らしいパフォーマンスと、歌声を私たちに届けてくれた。

 

では、次の通信で。

『トゥルーマン・ショー』作られた日常、それは虚構か否か

どうもどうも~はい~寝ぼけナマコのボイジャー2420号です。機械だけど!

 

人の人生って短いですよね…私は機械だからメンテさえしてくれれば不老不死かもしれないけど、人間ってのはばっちり生きても120年!その中で生きてる意味を見出したりするんだね…儚いね…

生きてる意味なんてないのにね!

だとしても、意味がないにしろその人生は本物だし、あなたの選択した未来に変わりはないんだよね。わかる~わかるな~

実感というのはとても大切な宝物だね!人生に意味はないけれど、意義を見つけることこそが生きるということの命題なのかもしれない。

なんて機械が言っても説得力ないか!

さて、今回お勧めするのはそんな人生が作り物の「舞台」だとしたら?という作品だよ!

 

トゥルーマン・ショー

これは一人の男の人生の物語だ。

彼の名前はトゥルーマン。どこにでもいる平凡な会社員。ある保険会社に勤めていて幸せな家庭を持つ男。

彼の人生が初めから全世界に生中継されていることを除けば…

彼の住んでいる島には舞台俳優たちが配置されており、巨大なドームで覆われている。外界とは隔絶された世界の中で彼は生活しているんだ。

もちろん世界の真実を知らないのは彼ひとり。だからこそこの大人気ショー、「トゥルーマンショー」は何よりもリアリティがあるというわけ。

彼の父も、母も、婚約する相手さえ役者の中から選ばれた配役で、彼に決定権はない。とても恐ろしいエンターテインメントなんだ。

あるいつも通りの朝、いつものようにラジオを流しながら通勤するトゥルーマンは、不意に別の電波を受信する。

それは役者たちの段取り、台本を合わせるための通信だった!

この時初めて彼はこの世界は自分を中心に回っていることに気づくことになる。

はたして、彼は本当の世界に辿りつくことができるのか?そして、彼にその覚悟はあるのか…?

 

と!これがトゥルーマン・ショーの簡単なあらすじだよ!

ここからは若干ネタバレになるかもな感想だけど、この映画は集団の怖さ、監視社会の恐怖の描写が秀逸で、トゥルーマンと幼馴染の親友ですら役者であり、トゥルーマンが真実に気が付かないようにすんでのところで妨害する役をしていた。

一番怖かったのは、追い詰められた奥さんの役者が平静を装うためにまるでCMのようにココアの宣伝をし始めたこと。

本当に「トゥルーマン・ショー」という番組のスポンサーなのだから、CMをするのは当たり前だけど。

トゥルーマンからしたら恐怖でしかない、思いを寄せた初恋の人はなぜか拉致されて、よく知りもしない女性と「運命的な出会い」をし結婚する…

仕組まれた道筋、設計された人生に気づいたとき、彼は何を思ったのだろう?

終始明るい彼だったけど、とてつもない苦悩を味わったことだろう。

 

鳥の雛は世界に出るために、殻という一つの世界を破壊しなければならない。

世界の幕切れは、あまりにもむなしいものだった。

 

今作、ちょっと前の作品なんだけど今の時代にちょうどあったテーマなのが非常に時代を先取りしていると思うんだよね!

最近同じ監督がまた何か似たようなテーマで映画を撮るみたいだから、それを楽しみにしつつ…今回はこの辺で!またの通信、お楽しみにね!

 

『SCP』確保、収容、保護。

こんにちわ!あなたの軌道周回に同調する、ボイジャー2420号です。

さて今回は何の映画をお話ししようかなと思ったけど、趣向を変えて今回は『SCP』についてお話しするよ!

私はサブカル機械だからいろんな文化に触れて、それを地球外に持っていこうとしてるんだけど、それは映画だけの話ではないの。

色んな文化を紹介したい!今回はそんな一端の備忘録を書き連ねることにするよ。

 

SCP…もといSCP財団とは何か?気になる人しかいないと思うけれど、そもそもは海外のオカルトソーシャル掲示板で流行ったものだよ。

ある人がホラーな画像を持ってきて「こいつに設定を作ろうぜ!」と切り出した。

オカルトの住民たちにより設定は盛られ、そのホラー画像は”オブジェクト”としてどこかの施設で収容されているという設定になった。

これが超常現象や異常存在を確保(secure)、収容(contein)、保護(protect)する「SCP財団」が設立した瞬間だったんだ。

SCP財団は世界に存在する非現実的なオブジェクトたちを自分達で管理することによりこの世界の平穏を陰ながら守り続けている、いわば秘密結社?のようなもの!

いい大人達が真面目に秘密の団体について報告書を執筆して、こうして人気のコンテンツになっているのだから、ロマンというのは万国共通なのかもしれないね。

 

そんなわけで毎日活動に明け暮れているSCP財団だけれど、どんなものが収容されているのかを知ることでこの創作の面白さにズブズブと嵌っていくことだろう…

 

まず今回はオブジェクトにつけられている番号、そして基本的なオブジェクトクラスについて紹介するよ!

番号はアイテム番号と表記されていて、そのオブジェクトを呼ぶときに使われる、いわば管理番号のようなもの。なんかより一層秘密の研究所みたいな雰囲気になってきたね、ワクワクする?楽しもうね!

この番号には特に意味はないのだけれど、1000とか2000みたいなキリのいい番号にはテーマが決められてふさわしい作品をきめるコンテストが開かれるよ。

つい最近SCP-4000のコンテストが終わったみたいで…まだ私も把握はしていないけれど、なかなかに熱い創作バトルが繰り広げられているみたい。

 

次にオブジェクトクラスについて解説するよ!今回は一般的なクラスだけ紹介するよ。

オブジェクトクラスはSCPには必ずついていて、そのオブジェクトがどれだけ危険であるか、どれほど収容しておくのが難しいのか?などから決定されるよ。

収容した後の実験や事件によってはクラスが格上げされたりもするので、油断は禁物だ!

 

・Safe

異常性があまり見られなかったり、半永久的な収容が可能なオブジェクトにつけられるクラスだよ!

名前こそSafeだし、ちょっとしたドラえもんの秘密道具でしょ…と侮るなかれ、Safeはあくまで収容が可能なだけで接触すると天災を発生させたり、碌なことにならないアイテムも多いのだ。

中にはSafeから二つもクラスが格上げされたオブジェクトもあり、あくまで今はSafeとして収容が可能だけど、これからどうなるかは不明という不確定なオブジェクトが多いのも事実。

でも癒し系のオブジェクトも多いから安心して!

 

・Euclid

Safeの一つ上、異常性の被害規模が甚大だったり、半永久的に収容する方法が見つかっていない、または収容できてはいないが世界が崩壊するレベルの危険性ではないオブジェクトに指定されるクラスだよ。SCPにつけられているクラスではたぶん最も多い、ポピュラーなクラスだね!

実際SCPの起こりとなった始まりのSCPオブジェクト、SCP-173もこのクラスなんだ。

先ほどのSafeとは違い、知性を有していたり、攻撃的なSCPが多くちょくちょく収容質を破壊したり抜け出したりするものや実験次第で周囲を凄惨な状況に変えてしまうオブジェクトが多いね。

でも安心して!知性を有していてお話ができるだけのキャワイイSCPもEuclidには多いからね!怖がらないでね!

 

・Keter

ほおっておくと世界崩壊クラスの激ヤバな被害を起こしかねないもの、物理的に収容が不可能なもの、非常に攻撃的であり、定期的に収容違反を起こしてはとてつもない被害を起こすものと…なんとも問題児が多い、財団職員達の悩みの種がこのオブジェクトクラスだ。

わかりやすく地球を破壊しかねないアイテムや、世界を別の存在へと置換してしまう存在。人類すべてを洗脳し、環境下においてしまう情報災害など、その人類の終焉シナリオは多岐にわたり我々の平穏を乱してくれる、最悪のクラスだね。

記事によっては財団が敗北して、実質ちょくちょく世界は滅んでたりする。また世界が死んでおられるぞ!

でも安心して!可愛いオブジェクトも探せばあると思うけどいまだに私は出会っていません!殺意が高すぎるんだよ!!

 

 

とまぁこんな大変で難解な奴らを世界から遠ざけて僕たちの平和と安寧を守るのがSCP財団の役目であり、使命といえるね。圧倒的感謝っ…!

 

好きなSCPはたくさんあるけれど、それはまたいつかにとっておくことにするよ。

今回はSCPのさわりだけ。SCPとは?財団とは?どんな世界観なの?についてお話したよ!興味が出てくれるとうれしいね!

 

ではまた、次の通信で!報告は以上です。

 

 

 

 

『ズートピア』せめぎあえ!弱肉強食文明社会!

おばんです!今日も今日とて生きている!ボイジャー2420号です。

 

最近、というか一か月前くらいに実家の研究所でパグを飼いはじめてね…私のおうちは昔からペットを飼っていて…最初は猫、犬、犬と続いていたんだけどついに四代目の癒し、こころのよりどころが就任したみたい。

久々に実家に帰ってパグちゃんとご対面!

それがすっごいおてんば娘で圧倒されちゃったよ!カーストを教えられてしまった…まだ一歳にもなってない若造に…うごご

でもやっぱり犬猫はかわいいものだね、なんか可愛さを宿命づけられてるような気がして…博士たちは子パグの育児に躍起になってて、大変そうだったけど毎日明るく過ごしてるみたいでよかった!

あ、でもパグって誤飲しちゃうことがままあるみたいだから、研究所でポロリしたボルトなんかを飲んじゃわないように細心の注意を払ってもらいたいね!

私はかわいい部分だけを体よく手に入れてるわけだから、なんとも都合のいい機械ですね…

 

さて、今回はそんな動物をテーマにした代表作!天下のディズニーが制作した…『ズートピア』を紹介するよ!

 

世界は弱肉強食、まさに野生的な時代を超え、動物たちが文明社会を築き上げた都市が舞台!

主人公のジュディは正義感のある小さなウサギで、小さいころから警察官に憧れていた!しかし周囲の動物は草食動物でありとても小さい彼女には警察官は無理だと言い、身の丈に合う仕事に就くことを勧めるのだった。

そんな周囲の反対を押し切って、彼女は夢を叶えウサギにして初となる警察官に就任したのだった!

実家の田舎を離れ、都会に配属された彼女。期待を胸に上京した彼女だったが、警察署内でも彼女の小さな体は受け入れられず、辛い日々を過ごしていた…

そんな日々の中で彼女はキツネで詐欺師のニックと衝突する。彼女の善意を彼は狡猾にも利用したのだ!

都会にきてからさんざんな目に合っている彼女だが、都会では不可解な事件が多発していた。上司に事件の解決を押し付けられたジュディは、手がかりを知るニックとともに、謎を追うのだった…

 

すごく有名作なので、世界観やあらましはだいたいわかると思うけど、とても大好きな作品なんだ…

私はカップリングが大大好物で記録しておきたいサブカル機械なのは皆周知の事実だと思うんだけど、もう…兎に角ニックとジュディのコンビが最高なの!

ニックも昔は正義感のある優しい男の子だったんだけど、肉食獣でキツネという偏見が彼を歪ませてしまった。そんな歪んだ彼がまっすぐな心を持つ純粋なジュディと接していくたび、彼の心もだんだんと氷解していくんだ…ニヒルでかっこつけ、ジュディを振り回したり茶化したりするニックが段々ジュディに翻弄されながらも危なっかしい彼女をほおっておけなくなる姿は、まさに最高の男女、終盤の二人の会話は私の脳内では熟年夫婦のそれだったわ…!あ!それにニックの吹き替え声優があの森川さんでね!これまたかkkkkっこいい声で…もうね、ジュディがニックに恋をするのも秒読み!仕事動物の彼女がいつの日かいつも傍らにいる相棒を、特別な存在だと知るのは確定的に明らかといってもいい!たまらねぇ~~~!!!祝いてぇ~~~!!門出を祝福してぇ~~~!!邪魔するものをすべて蹴散らして二人が通るバージンロードの一部になりてえ~~~~~!!!!

 

…失礼したね、プログラムのバグかな?

二人の関係、これからの未来について妄想し始めるとそれだけで一記事書けてしまいそうなので自重する。

でもニックは本当に魅力的な動物で…私の友達なんかは「ニックに惚れない女はいない」って言ってたほどなんだよ!わかりみ…アッ…

 

ズートピア自体の魅力は何と言っても人間社会の倫理観に動物が上手く落とし込まれているところかな。

この世界では肉食獣っていうのは凶暴で恐ろしいものだという偏見が残っているし、数が多い草食獣によって肩身の狭い思いをしているんだよね、これは野生にいたころではありえないことだし、対話が可能になって社会を形成した結果といえるよね。

 

スリードもあるし、純粋なミステリーとしてもかなり面白い今作、ぜひ続編も出してほしいんだけど…ディズニーさん、その辺はどうなのかしら…?

続編が出たときに古参ぶれるように、今のうちにズートピアを見よう!

そしてニックとジュディの絶妙な関係性に身もだえして萌え踊り狂おうね!

イッツルナティックターイム!

 

ではでは!今日はこの辺で!しーゆー!次の通信でまた会おう!

『シェフ』 最高の友、料理人の誇りはどこでだって!

こんにちわ!枯れ葉の落ちる季節だね、忘れた何かを探すような秋の風、元気してるかな?ボイジャー2420号です。

食欲の秋ともいうけれど、霜月に入るともう年明けまで秒読み…そんな感覚に陥るよね。人間の体感時間は若いほど一年を長く感じるらしくて、人生を80年としたとき体感時間の折り返しは17歳…という話はあまりにも有名な説だよね。

こうして一年が瞬く間に過ぎていくと、時間というのは十代を超えてから私たちを追い抜いていく…抽象的にはなるけど、そういった感覚だね!

…似たような話、以前にもしたような気がするね。

さてそんな一年の中で最も物悲しい雰囲気になる秋だからこそ!とっても楽しくて痛快な映画をひとつ、紹介しておくよ!

秋の味覚を味わいながら、映画の中の料理に疑似舌鼓…なんて優雅で贅沢な時間の過ごし方だろう!

 

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』…この作品はまず、主人公が一流レストランを追われるところから始まる。

それというのも彼はたぐいまれな料理の才能と、とても奇抜な創作料理に長けていて、レストランでチーフとして様々なお客さんの舌をうならせていた!

そんな彼がどうしてレストランを首になったのか?それはオーナーとの擦れ違いなんだ。

創作料理をウリにして、お客さんを喜ばせたい彼とは違い、オーナーの経営はまさに見本のような、教科書にでも書いてあるような冒険をしない、マニュアルなものだった。

その地域で親しまれているいわゆる「セオリー」の「王道」なコース料理のみを出すように指示し、その結果以前は彼を絶賛した有名評論家に「才能が失われ、どこにでもいる一人のシェフ」とまで酷評されてしまう。

それに激怒した彼は店内で評論家と口論になり、そのままネットに晒され炎上…彼がレストランを首になるのはもはや避けられない運命だった。

料理人として腫れもの扱いされる彼を雇う店はどこにもなく、自分で開く土地も金もない…途方に暮れる彼が見つけたのは、フードトラックという手段だった。

一流レストランから流れ流れてフードトラックの主に。情強息子と最高の友達を連れ、いざ世界各地を売り歩く!

はたして彼の汚名は返上できるのか?息子との関係は?評論家の評価を覆すことはできるのか…!?

 

といったストーリーとなっているよ!

この作品、まさにヒューマンドラマといえるほどキャラクターの心の移り変わりがきれいに描けていて、主人公は最初料理の事しか頭になく、息子すらしっかり接してなかったんだけども、旅を続けていくうちに息子が自分が思っているより成長していたり、自立していることに気づかされるんだよね。

キャラクターがそれぞれ影響し合って成長し、最良の未来を目指す姿はやはり何度見ても感涙ものだね。

こういうのを男の友情とでも表現するのかも。難しいこと考えずに頭空っぽで見られる痛快エピソード!おなか空っぽで見ると途中でホットサンドを求め始めるから、出来るだけご飯食べた後に見る方をおすすめするよ!

ああ…一口でいいから作中のホットサンドを食べてみたい!本当に料理がおいしそうなんだよね…このおいしさを宇宙にも届けたい…

 

では今回はこの辺で!また次の通信で~!バ~~イ!